「かわいいー」
「カラフルー」
この実は何か知ってますか?
そうです!島とうがらしの実です。
沖縄県民の方はもちろん、沖縄へ観光にきたことがある方なら、一度は見たことがあると思います。
「え、見たことがない?」
これならどうでしょうか?
そうです、沖縄そばには欠かせない『コーレーグース』ですね!
『コーレーグース』とは激辛島とうがらしを島酒(沖縄の焼酎)につけた調味料。
『コーレーグース』を入れるときは瓶のキャップ1杯など、少量ずつ入れてください。 間違って大量に入れてしまうと、喉がヒーヒーするぐらい熱くなるので気をつけましょう。
島とうがらしはどんな野菜?
島とうがらし(島唐辛子、シマトウガラシ)は、木立唐辛子(キダチトウガラシ)の一種で、沖縄の島野菜を代表する作物です。
木立唐辛子(キダチトウガラシ)はほかにも、マルゲータペッパーや硫黄島とうがらしなどがあります。同じトウガラシでも種類によって辛さが違うのか気になりますね。
コーレーグースって何?
沖縄そばのさっぱりとした味に、激辛コーレーグースーを少量入れると、スパイシーな風味が漂い、食欲が増進します。
コーレーグースは泡盛に漬けているので、入れすぎると酔ってしまうのではないのか?そんな疑問が湧いてきたので、ネットで調べると以前に地元の新聞『沖縄タイムス』に、ちゃっかりと飲酒運転の記事が載っていました。
やはりコーレーグースーは泡盛が入っていて、摂取しすぎて車を運転すると飲酒運転になるので、気を付けた方がいいです。
島とうがらしを栽培してみる
それでは島とうがらしを育ててみましょう。
- 島とうがらしの苗を購入
- 島とうがらしの植え付け
- 支柱を立てる
- 肥料を与える
- 水やりをする
順番に解説していきます。
島とうがらしの苗を購入
島とうがらしの種から育てる方法もありますが、寒い時期にポットに種を入れて育てるよりも、暖かくなってきた春頃に苗を購入した方が育てやすいです。
私は3月に200本、苗を注文して190本が無事に定着しました。暖かい時期に植え付けをすると定着率が高くなります。
苗を選ぶのは、とても大切です。節間が狭く、葉や茎の色が濃いものを選びましょう。
島とうがらしの植え付け
定植1週間前に、完熟堆肥と元肥をまいて耕します。畝は幅70cm、高さ15~20cm程度に作ります。地温上昇・雑草防止のためポリマルチを使用
株間30センチごとにポットから島とうがらしを取り出して定植します。
根鉢をくずさないように優しく苗を持ちながら植えつけるといいでしょう。
支柱を立てる
50cm位の短い支柱は100円ショップでも手に入ります。私の場合は使われていない鉄筋の棒を50センチほどに切って土に刺しました。
多少の風が吹いても、びくともしません。
肥料を与える
もとぶ1号が直接、根っこにつかないようにたっぷりと肥料をやります。
水やりをする
土が乾いているのを確認したら水をたっぷりと与えます。真夏の暑い時期は朝と午後の一日二回が理想です。
2週間に一回は水に液肥2号を混ぜて水やりをしましょう。
島とうがらしを収穫
沖縄では春に植えた苗は、6月中旬頃から花が咲き始め、7月中旬から11月頃が収穫になります。
植える時期や気候によって変わりますが、開花から大体1〜2か月程度で収穫できます。
赤くなった実を指でパチンっとつまめば、簡単に実は取れます。島とうがらしの木と実の間の軸をハサミで切ってもいいでしょう。
島とうがらしを直売所で売る
選別した島とうがらし50グラムをパックに詰めて直売所に出荷します。
沖縄では家庭でそばを食べる習慣があるので、家でコーレーグースを作るためか、島とうがらしは思った以上に売れます。
まとめ
沖縄の畑の中、島とうがらしを収穫するとゆったりとした時間が流れていきます。
小さな実をコツコツと指でつまみとる作業は、日頃の忙しい環境を忘れさせる、そんなひとときかもしれませんね。
収穫した島とうがらしを自分で泡盛でつけて「コーレーグース」を作って料理にかけるとスパイシーな味わいに。
自分で手間ひまかけて作ったコーレーグースは、このうえなく贅沢な一品です。
あなたも島とうがらしを栽培して、コーレーグースを作ってみませんか?