地域について 水口水田のある地域 水口水田のある本部町は、沖縄本島北部の本部半島西部に位置し、名護市から約20km離れています。その本部町の中でも山の中に入った静かな場所にワタシたちの水田は存在しています。かつての本部町は、近隣の離島を結ぶ連絡船の発着地である本部港があったことから、大変栄えていました。ところが、現在は連絡船の発着地が他所に移ってしまい、街全体の活気がなくなりつつあります。だからこそ、ワタシたちは地域の皆さんと連携しながら、ワタシたちのふるさと本部町を活気のある町へと蘇らせたいと願っています。 自然豊かなヤンバルの森の中で 沖縄の中でも北部に位置するワタシたちの水田付近は、手つかずの大自然が残る地域で、ジャングルのような森が広がっています。水田の周りには、鮮やかな色とりどりの花が咲いており、季節ごとに色を変えていきます。また、キレイな水でないと生きていけないオキナワシリケンイモリ、真っ赤な色のタイリクショウジョウトンボなど、沢山の小動物であふれています。 水口を潤す天からの恵み… ワタシたちの水田のある本部町は「ヤンバル(山原)」という地域にあります。この清らかな名水のある場所は、あまり知られておらず、隠れスポットとなっています。本部半島は、厚い石灰岩(古期石灰岩)を主とした山岳地帯です。この地域の湧水は、隆起サンゴ礁の岩盤を通過することで、カルシウムやマグネシウムを多く含むミネラルたっぷりの硬水となり、地域の農業を支えています。ワタシたち水口水田の原水は誰にも知られていない山の中にありますが、こんなに清らかで美味しい水が流れています。この天から授かった恵みの水で水口水田のクレソンは育っています。