生産者の紹介 こんにちは!水口水田です 高校を卒業後、県外で就職し、サラリーマンとして働いていました。しかし、都会での暮らしの中で、改めて自然豊かな故郷の魅力に気付かされ帰郷。現在は「地域の水田を復活させたい!」「昔の農村の風景を取り戻したい!」という想いで農業に取り組んでいます。食べて「美味しい」と言ってもらえるものを作るために、季節や気候に合わせて水田を最適な状態に維持しています。日照時間や温度・湿度、作物の様子に合わせて、水田を管理するようにしています。 一人静かに始まった、水田の開拓 2014年にスタートした水田の開拓。今では1000坪まで広がった水田も、かつては荒れ放題で、見渡す限り木と雑草でした。しかし、地域の水田風景を取り戻したいという想いで毎日荒地に通い、のこぎりと鎌で開拓を行いました。常識的な考えでは続かなかった。ただ、ただ、先祖から受け継いたこの土地を復活させようという思いだけで毎日作業をしました。 人が集まりはじめて協業が始まる 最初は一人ぼっちで開拓を始めましたが、まず父が重機で手伝ってくれるようになり、その後、母・姉も協力してくれるようになりました。今では家族一丸となって、先祖から受け継いだこの土地の恵みを活かし、農産物の生産や商品開発を行なっています。2020年から地域の福祉作業所との協業もスタートし、野菜の袋詰め作業などにご協力いただいています。また、那覇や遠方への出荷は、地域の共同配送の仕組みを利用させていただくなど、少しずつ地域との協働の輪を広げています。 昔の風景が戻りはじめた 僕が描いた昔の風景の水田が戻りはじめています。少しずつこのあたりで農業をする人も増えてきました。ワタシたちの水田も徐々に広がっており、今ではクレソンだけでなく、葉野菜の水耕栽培の他、島とうがらし等も栽培しています。生まれ育ったこの町のために、地域の人との交流はもちろん、本部町の農業の未来を考え、これからも自分にできることをしていきます。