【必見!】「ステーキの横クレソン」脇役でも光り輝く5つの方法

クレソンはステーキの横にチョコンと備えられている、目立たない野菜。

そんなイメージがありませんか?

市川さんの本「ステーキの横のクレソン」には、クレソンは脇役でも光り輝く存在と書かれていました。

この本には、前向きな気持ちにさせてくれる言葉が書かれています。

人生で行き詰ったときに役立つので、ぜひ、参考にしてください。

一流の俳優さんがクレソン栽培をしている?

農業は体を動かすのが当たり前だけど、知識を学ぶことも必要です。

ネットで『クレソン』『本』を検索したところ、すぐに目に留まった本がありました。

それは「ステーキの横のクレソン」という本です

著者は俳優の市村正親さん。市村さんは舞台や映画で長年活躍されている大俳優です。初期の劇団四季でも活躍されていました。

そんな一流俳優の市村さんが、なぜクレソンのことを書いているのか?もしかしたら、自宅でクレソンを栽培しているのかもしれない。

急に親近感が湧いてきた僕は、さっそく市村さんの本をネットで購入しました。

市村さんはクレソンを栽培をしていない

一流の俳優さんは、どのようにクレソンを栽培しているのかと思い、本を読んでみました。

いくらページをめくっても、クレソンのことが書かれていません。本の内容は、市村さんの生い立ちから、俳優業、プライベートのことばかり。

一流の俳優がクレソン栽培をする時間は一体どこにあるのでしょう?忙しいに決まっています。

もう一度、ペラペラとページをめくると「ステーキの横のクレソン」と書かれていました。

ページ数がたった5ページだけ?せっかくアマゾンで購入したのに損をした。と思いきや、この5ページに書かれている浅利慶太さんの言葉が、僕の心にとても響いたのです。

浅利慶太さんから教わった俳優に必要な5つの教え

チェックポイント

浅利圭太さんから教わった5つの教え

  • 教えを待ってはいけない
  • 新しい役をやるたびに怒られた
  • 主役はあまり文句を言わない
  • ステーキにはクレソンが絶対必要
  • そこには欠かせない個性ある存在

それぞれの項目について説明します。

教えを待ってはいけない

人から何か教えてもらうのであれば、待ってはいけない。とくに、役者たるもの、演出家に料理されなければ意味がない。だから目の前のまな板に自らドーンとのって、さーどうにでもしてくれと身を投げ出すのが一番だ。

引用 ステーキの横のクレソン

人から何かを学ぶということは、素直に話を聞くことが必要だ。そのために、「この人からすべてを吸収しよう」と勇気を出して行動することが大事です。

人間は一般的に年齢を重ねると、他人からの指示を嫌がる傾向があります。僕も、素直に意見を受け入れられず、落ち込んだことがたくさんあります。

「お前は、本当に言うことをきかない。頑固だなぁ」

僕が友人に言われた言葉です。頑固とは誉め言葉だと、はき違え、人の言うことを聞かないのは、かっこいいことだと勘違いしていました。

しかし、今となって分かったことは、人に対する感謝の気持ちが足りなかったから、アドバイスを受け入れられなかったのかも知れません。

浅利さんが市村さんに厳しく指導したのも愛情があるからこそ。

「ありがとう」と相手に感謝することを忘れなければ、人から言われた言葉を素直に受け入れて、人間は成長し続けます。

新しい役をやるたびに怒られた

新しい役をやるたびに、ものすごく怒られもしたし、ほめられもした。大声で怒鳴られてダメだしをもらったことや泣かされたことも数しれず。

引用 ステーキの横のクレソン

人から怒られると、誰でも精神的に落ち込みます。それで市村さんは、もっと成長したいという気持ちがあったからこそ、浅利さんから「演技指導を学び続けたい」という意欲があったのではないでしょうか?

誰でも、人から怒られると、めちゃめちゃへこみます。

Ⅽさんとカラオケ店へ行ったときのこと。

「ひ~とみ~を閉~じて~夢を~描くよ~そ~れだ~けでいいいー」

平井堅の歌を、キリンぐらい首を伸ばしてビブラートをかましていた僕にⅭさんが言いました。

「君、歌下手だね。でも大丈夫、楽器を練習しながら歌を練習したら上手くなるよ」

Ⅽさんはプロのジャズサックスプレイヤーで、音楽の仕事をして生計を立てている人である。そのⅭさんからアメとムチを上手に使われたぼくは、一か月後にウクレレを練習するようになりました。

理由は、サックスよりもウクレレを習った方が歌も唄えるし、リズム感も良くなると。

「違う!もっと優しく!こんなにカチカチに緊張しながらウクレレを弾くんじゃない!」

Ⅽさんは、ぼくにウクレレを早く上達してほしかったのか、厳しいレッスンの日々が続きました。

僕とCさんは、まるで、浅利さんと市村さんの師弟関係のようでした。師匠は弟子に自分以上の存在になってほしい、だからこそ厳しい発言もしたのですね。

それからはウクレレを弾けるようになりました。

主役はあまり文句を言わない

「他人の時計じゃない、自分の時計で考えろ」「主役はあまり文句を言うな」「役を一生懸命生きると、仮面が透けて中の役者の顔が出てくる」等々。こうしたひとつひとつの教えは、今も僕に深い影響を与えている。

引用 ステーキの横のクレソン

浅利さんから熱心に演技の基礎を教えられて、自分の心の中に落とし込んでいく、とても努力家の市村さん。

基礎ほど大事なものはない、そして、基礎ほど地味なものもない。

ぼくにも、クレソン栽培の師匠がいます。年齢は70歳ぐらいの元気な女性の方です。

師匠は、ぼくに口癖のように言いました。

「3年間、毎日水田に行ってクレソンを観察しなさい。毎日クレソンを見れば、クレソンのことが分かってくるよ」

師匠にアドバイスを頂いた日から、雨が降ろうが、雷が鳴ろうが、山が火を噴き海が荒れようが、毎日水田でクレソン栽培しています。

水田で一人で農作業をしているので、ものすごく地味な作業です。

しかし、師匠の言う通りに行動をしたおかげで、クレソン栽培の技術は向上しました。

ステーキにはクレソンが絶対必要

たくさんのいい言葉ももらった。「お前はステーキについているクレソンみたいなやつだな」とも言われた。

「どうしてステーキじゃないんですか?」と聞くと、「ステーキにはクレソンが絶対必要なんだ」と言った。

引用 ステーキの横のクレソン

クレソンはステーキの横に備えられているだけの野菜。どうして、ステーキにはクレソンが必要なのだろう?

ステーキだけだとどこか味気ない。クレソンはどんな役割を果たしているのか。

そこには欠かせない個性ある存在

考えれば、この言葉は深い。

刺身にワサビ、寿司にショウガ、ステーキの横のクレソン。主役ではないかもしれないけど、そこには欠かせない個性ある存在。

引用 ステーキの横のクレソン

なるほど。目立たないと思われている脇役にも、個性があるってこと。だからクレソンも市村さんも個性が輝いている存在なんだ。

役者として成功しても、浅利さんに言われたことを大切にしている市川さん。原点を忘れない人間は強いですね。

まとめ

浅利圭太さんから教わった5つの教え

  • 教えを待ってはいけない
  • 新しい役をやるたびに怒られた
  • 主役はあまり文句を言わない
  • ステーキにはクレソンが絶対必要
  • そこには欠かせない個性ある存在

クレソンはステーキの横にチョコンと備えられているだけの野菜だと思っていました。

市川さんが浅利さんに言われたように、クレソンはステーキに、どうしても欠かせない存在なのです。

僕は、この本を読むまでは、いつも誰かの脇役で人生を歩んできた気がしていました。

しかし、これからは頭がいい人、プラス思考の人、そういう人の隣で何かを学ぼうと思っています。学び続けるからこそ、個性ある人になることができます。

ステーキの横のクレソンのように、あなたも誰かを輝かせる存在になりませんか?。